卒業式
〜おもうに。〜

昔と今の相違点。
旧「卒業式」のときは、「管理人」に関して、
なにも語らなかった。語る必要性を感じなかった。
どういう人間か書類上だけで
かんぐられるのは嫌だと思ったし、
内面は、文章を読めば自ずとわかるでしょう?と
思っていた。

でも今回は、まじめに、文才はないけれど
下手なりに、伝えようと頑張ってみた。
それはやっぱり、周囲に影響されてのこともあるし、
自分達自身が当時よりは大人になったこともあるし、
いろいろな人に出会って、
いろいろな経験をして、
いろいろ気持ちにも変化が起きた面があるんだ。

昔「障害のWEBRINGなどにも
あまり参加していないしする気も起こらない。」

と書いたのは、開設当時、
障害をファッション感覚に纏いたがるサイトが
世に蔓延していて吐き気がしたからで、
いまはそういうのは流行が廃れたのか?
あんまり見なくなってきて、
まじめに向き合ってるサイトも増えてきて、
それについて、考えが少し変わったんだ。

敢えてこうして「管理人」についてかかなくても、
そうだとわかってくれた同じ障害の人もいる、
その一方で、「精神系批判サイト」だと
とられてしまったこともある。
言い方が少々きつかったかもしれない。
当事者だからこその、棘が、
閲覧者を刺していたのかもしれない。

でも自分達は、穏やかだよ。
危害は加えないよ。
面と向き合って真剣に来る人を、
無碍に追い返したりはしない。
笑顔で握手をする。「こんにちは」、とね。

君の傷は背負えないけれど、
だから傷を舐めたりはしないけれど、
噛み付いたりもしない。
君の傷を背負えないけれど、
僕達の傷を君に背負わせたりもしない。

ただ、時折、
生存を確認して、生きようと思えるような、
そんな仲なら歓迎するよ。

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